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お問い合わせは、 info@gunmawen.net本広告は、30日以上記事の更新がされませんと自動的に掲載されます。 記事が更新された時点で、自動的に破棄されます。2010年03月23日
出発の哲学
さっきまで明日の仕込をしていました。
明日は近くのいくつかの小学校で卒業式があり、
大量のお弁当の注文を受けているからです。
ありがたいことです。
卒業式。
懐かしい響きですね。
終わりのあとには、始まりがあります。
春です。
春は私の中でいろんな始まりを思い出す季節です。
私は何度か転職しているので、
何度か出発しなおしています。
そのときその時、やっぱり全力で悩んで、決めてきました。
あるとき、詩人であり、「女性史学」の創設者といわれている高群逸枝さんの
著作のなかで「出発の哲学」という文章に出会いました。
慰められるような気持ちになり、これが私の「出発の哲学」になりました。
少しカタイ文章ですが、引用します。
『つまり私は、自他の誤解や錯覚をあれこれと考えたり、それを弁解したり、
それに用心したりすることのわびしさを身にしみて自覚したのであり、
以後、自己の行動については自己にのみ基準をおく、
すなわち私の言葉でいえば、「自己の稟性にのみ依拠」して不断の「出発」をするという
二元的な立場に立つこととなったのである。
「稟性」とは、自己に付与され、随時付与される行動的主観、
わかりやすくいえば、自己の衝動なのであり、
「出発」とは、その稟性に依拠して発せられる瞬間々々の
囚われない純粋な行為のあり方である。
つまり、自己の内部からの衝動のみを一元として出発し、行動するというのであって、
私はこれを出発の哲学と名づけた。』
「衝動」という言葉は、「衝動買い」なんて使われるように、
欲望とリンクしている感じがするけれど、
ここでいう「衝動」はもっと純粋で、シンプルで、突き抜ける感じだと思います。
何かをはじめるということは、
何かをはじめたいと思ったわけで、
その「はじめたい」という衝動を起こした自分がいるわけで、
その自分を信じて、自分の気持ちに素直に従っていいんだよ、
そんなふうにいわれているような気がしました。
でも、何かをはじめるということは、何かを辞めるわけで、
たくさんの人にお世話になり、心配をかけ、迷惑をかけてきました。
私みたいなのばっかりだと世の中大変だなと正直思います(苦笑)。
でも、この文章に出会って、一人くらいなら私みたいなのがいてもいいかな、
なんて、少し慰められる思いでした(笑)。
自分の衝動に素直に従い過ぎるので(苦笑)。
でも、その「出発」が正しかったのかはわかりません。
ただ、それは何のための「出発」なのか。
どこへ向かうための「出発」なのか。
つまり、自分の人生をどう生きるのか。
自分が納得しているのか。
それが大事なのかなと思っています。
そして私は、あるときから、
物事を「正しいか間違っているか」ではなく、
「自然か不自然か」でみるようになりました。
自分にとって自然な方へ、自然と、進んでいくような気がしています。
消去法の人生の選択ではなく、
純粋な自己の衝動に依拠した人生の選択も
1つの生き方だと思ったのでした。
出発の春です。
明日は近くのいくつかの小学校で卒業式があり、
大量のお弁当の注文を受けているからです。
ありがたいことです。
卒業式。
懐かしい響きですね。
終わりのあとには、始まりがあります。
春です。
春は私の中でいろんな始まりを思い出す季節です。
私は何度か転職しているので、
何度か出発しなおしています。
そのときその時、やっぱり全力で悩んで、決めてきました。
あるとき、詩人であり、「女性史学」の創設者といわれている高群逸枝さんの
著作のなかで「出発の哲学」という文章に出会いました。
慰められるような気持ちになり、これが私の「出発の哲学」になりました。
少しカタイ文章ですが、引用します。
『つまり私は、自他の誤解や錯覚をあれこれと考えたり、それを弁解したり、
それに用心したりすることのわびしさを身にしみて自覚したのであり、
以後、自己の行動については自己にのみ基準をおく、
すなわち私の言葉でいえば、「自己の稟性にのみ依拠」して不断の「出発」をするという
二元的な立場に立つこととなったのである。
「稟性」とは、自己に付与され、随時付与される行動的主観、
わかりやすくいえば、自己の衝動なのであり、
「出発」とは、その稟性に依拠して発せられる瞬間々々の
囚われない純粋な行為のあり方である。
つまり、自己の内部からの衝動のみを一元として出発し、行動するというのであって、
私はこれを出発の哲学と名づけた。』
「衝動」という言葉は、「衝動買い」なんて使われるように、
欲望とリンクしている感じがするけれど、
ここでいう「衝動」はもっと純粋で、シンプルで、突き抜ける感じだと思います。
何かをはじめるということは、
何かをはじめたいと思ったわけで、
その「はじめたい」という衝動を起こした自分がいるわけで、
その自分を信じて、自分の気持ちに素直に従っていいんだよ、
そんなふうにいわれているような気がしました。
でも、何かをはじめるということは、何かを辞めるわけで、
たくさんの人にお世話になり、心配をかけ、迷惑をかけてきました。
私みたいなのばっかりだと世の中大変だなと正直思います(苦笑)。
でも、この文章に出会って、一人くらいなら私みたいなのがいてもいいかな、
なんて、少し慰められる思いでした(笑)。
自分の衝動に素直に従い過ぎるので(苦笑)。
でも、その「出発」が正しかったのかはわかりません。
ただ、それは何のための「出発」なのか。
どこへ向かうための「出発」なのか。
つまり、自分の人生をどう生きるのか。
自分が納得しているのか。
それが大事なのかなと思っています。
そして私は、あるときから、
物事を「正しいか間違っているか」ではなく、
「自然か不自然か」でみるようになりました。
自分にとって自然な方へ、自然と、進んでいくような気がしています。
消去法の人生の選択ではなく、
純粋な自己の衝動に依拠した人生の選択も
1つの生き方だと思ったのでした。
出発の春です。
2010年03月23日
平飼いの卵
先日「平飼い卵の蒸しケーキ」という記事を
アップしましたが、
そもそも「平飼い卵」って、なんですか?
という質問がありましたので私が知っている範囲で
おこたえしたいと思います。
私も「平飼い」の意味、知りませんでした。
「卵」は「卵」であって、「卵」だと思ってました。
でも、考えてみたら、
卵は”にわとり”という動物が産んだ卵なのです。
ということは、
どんなにわとりさんが産んだ卵なのかというのが
とても重要なことだと気づきました。
1パック100円くらいで売っている卵はおそらく
ケージに囲われて身動きできず、えさだけを与えられえ
”卵産み機”として飼われています。
にわとりさんは、すごくストレスフルな生活を強いられていると思います。
そういう状態で飼っている鶏舎の近くにいくとちょっとくさいですよね。
ストレスの塊のようなフンはくさいんです。
そして、おそらく、外国産の安価な飼料を食べています。
そうでなければ、あの値段でスーパーには並びません。
私たちは、そんなにわとりさんの卵を、知らずに食べています。
そして、「平飼い」といわれるにわとりさんは、
鶏舎の中を自由に動き回ることができます。
放し飼いとはちがうので、多少のストレスはあるかもしれませんが
ケージに囲われているのとは違います。
他のにわとりさんと触れ合ったり、飛んだりはねたり、
時にはけんかしたり、生きているのです。
そして、”どんなえさを食べているのか”ということです。
食べているものは、産む卵に直接的に反映されます。
よく食の駅などで、生産者さんの名前が入った卵が置いてあるとおもいます。
値段もそれぞれです。
その違いをうむひとつに、にわとりさんの”えさ”があります。
私たち人間が自分の子どもに何を食べさせるのか気を使うように、
生産者さんも自分が飼っているにわとりさんに
何を食べさせるのかに気を使います。
”いいもの”をあげたければ、やっぱりその分お金がかかります。
だから、何を食べさせるのかが”こだわり”となるし、
販売価格に影響してくるのです。
ちなみに、私が使わせていただいている卵は
榛名心根協働農園さんの卵です。
こちらのにわとりさんは、国産の米、麦、おから、
農薬・化学肥料不使用の野菜、野草などを食べているそうです。
だから、黄身が自然なやさしい黄色をしています。
何度か鶏舎の中に入り、採卵をさせてもらったことがあります。
けっこう緊張します。
「卵をとろうとすると攻撃されることがあるから気をつけて」
「気づかれないようにそーっと静かに」
といわれて入ったので、いつ襲撃にあうかとビクビクしながらの採卵でした。
でも、にわとりさんから見れば当たり前のことですよね。
自分の産んだ子どもを盗まれるようなものですから。
不審者は攻撃されて当たり前なのです。
そして、卵の形がそれぞれ違うことも知りました。
「これは難産だったよなー」
「ずいぶん頑張ったなー」
そうつぶやいてしまう卵があります。
”規格外”かもしれないけど、やっぱり頑張って産んだのです。
そんなひとつひとつの卵たち。
みなさんは、どんなときに卵を食べますか?
どんな卵を食べてますか?
とちの木では、「なるべく」というスタンスでこの卵を使わせていただいてます。
自然のものなので、常に必要量手には入らないし、
卵の性質と料理の相性なんかもあって(この卵は少し水分が多い気がします)、
そして、とちの実&とちの木の台所事情もあって(笑)、
全部が全部この卵を使えるわけではないけれど、
なるべく使わせていただいてます。
そして販売させていただいてます。
6個入り 330円
10個入り 500円
卵1個あたり約50円です。
高いですか?安いですか?
栄養価の高い卵で、卵かけご飯をしたら、それで1食になります。
ご飯と味噌汁をつけて、1食分250円くらいかな。
それって高いですか?安いですか?
100円の菓子パン1個買うより、50円の卵を2個買ったほうが
トータルの意味でお得な感じがするのは私だけでしょうか。。。
アップしましたが、
そもそも「平飼い卵」って、なんですか?
という質問がありましたので私が知っている範囲で
おこたえしたいと思います。
私も「平飼い」の意味、知りませんでした。
「卵」は「卵」であって、「卵」だと思ってました。
でも、考えてみたら、
卵は”にわとり”という動物が産んだ卵なのです。
ということは、
どんなにわとりさんが産んだ卵なのかというのが
とても重要なことだと気づきました。
1パック100円くらいで売っている卵はおそらく
ケージに囲われて身動きできず、えさだけを与えられえ
”卵産み機”として飼われています。
にわとりさんは、すごくストレスフルな生活を強いられていると思います。
そういう状態で飼っている鶏舎の近くにいくとちょっとくさいですよね。
ストレスの塊のようなフンはくさいんです。
そして、おそらく、外国産の安価な飼料を食べています。
そうでなければ、あの値段でスーパーには並びません。
私たちは、そんなにわとりさんの卵を、知らずに食べています。
そして、「平飼い」といわれるにわとりさんは、
鶏舎の中を自由に動き回ることができます。
放し飼いとはちがうので、多少のストレスはあるかもしれませんが
ケージに囲われているのとは違います。
他のにわとりさんと触れ合ったり、飛んだりはねたり、
時にはけんかしたり、生きているのです。
そして、”どんなえさを食べているのか”ということです。
食べているものは、産む卵に直接的に反映されます。
よく食の駅などで、生産者さんの名前が入った卵が置いてあるとおもいます。
値段もそれぞれです。
その違いをうむひとつに、にわとりさんの”えさ”があります。
私たち人間が自分の子どもに何を食べさせるのか気を使うように、
生産者さんも自分が飼っているにわとりさんに
何を食べさせるのかに気を使います。
”いいもの”をあげたければ、やっぱりその分お金がかかります。
だから、何を食べさせるのかが”こだわり”となるし、
販売価格に影響してくるのです。
ちなみに、私が使わせていただいている卵は
榛名心根協働農園さんの卵です。
こちらのにわとりさんは、国産の米、麦、おから、
農薬・化学肥料不使用の野菜、野草などを食べているそうです。
だから、黄身が自然なやさしい黄色をしています。
何度か鶏舎の中に入り、採卵をさせてもらったことがあります。
けっこう緊張します。
「卵をとろうとすると攻撃されることがあるから気をつけて」
「気づかれないようにそーっと静かに」
といわれて入ったので、いつ襲撃にあうかとビクビクしながらの採卵でした。
でも、にわとりさんから見れば当たり前のことですよね。
自分の産んだ子どもを盗まれるようなものですから。
不審者は攻撃されて当たり前なのです。
そして、卵の形がそれぞれ違うことも知りました。
「これは難産だったよなー」
「ずいぶん頑張ったなー」
そうつぶやいてしまう卵があります。
”規格外”かもしれないけど、やっぱり頑張って産んだのです。
そんなひとつひとつの卵たち。
みなさんは、どんなときに卵を食べますか?
どんな卵を食べてますか?
とちの木では、「なるべく」というスタンスでこの卵を使わせていただいてます。
自然のものなので、常に必要量手には入らないし、
卵の性質と料理の相性なんかもあって(この卵は少し水分が多い気がします)、
そして、とちの実&とちの木の台所事情もあって(笑)、
全部が全部この卵を使えるわけではないけれど、
なるべく使わせていただいてます。
そして販売させていただいてます。
6個入り 330円
10個入り 500円
卵1個あたり約50円です。
高いですか?安いですか?
栄養価の高い卵で、卵かけご飯をしたら、それで1食になります。
ご飯と味噌汁をつけて、1食分250円くらいかな。
それって高いですか?安いですか?
100円の菓子パン1個買うより、50円の卵を2個買ったほうが
トータルの意味でお得な感じがするのは私だけでしょうか。。。
2010年03月23日
エコなココロ
先日発売になったばかりの、「エココロ」という雑誌を買いました。
お酒の特集でした。
題して「しあわせを運ぶお酒」。
私はお酒も好きです。
夏はやっぱりビールですが、
この時期は焼酎が多いです。
先日、久しぶりに発芽玄米酒「むすひ」を飲みました。
やっぱりおいしくて、最近はもっぱらこの「むすひ」です(笑)。
雑誌の「エココロ」の中にも「むすひ」は載ってました。
ほかにも飲んだことがないお酒がいろいろ載っていて、
あれこれ面白かったです。
特集記事の中に、奈良県の「くるみの木」が取り上げてありました。
「くるみの木」は、石村さんという女性が、
電力会社の跡地を25年前に改造して、
雑貨とカフェをつくったところから始まったお店です。
とてもやさしくて、センスがあって、素敵なところです。
今は、ホテルとレストランもやっています。
いわゆる、「大きく広げて失敗しちゃった」感はなく、
空気を保ったまま、窓口を広げている感じです。
「くるみの木」と「とちの木」、別に親戚ではありませんが(笑)、
その石村さんの右腕として、学生時代の友人が働いています。
なので、奈良県まで、愛車の軽自動車ではるばる行ったことがある思い出のお店です。
もうだいぶ有名になっているので、検索すればすぐでてくると思います。
(リンクの張り方とかよくわからなくて、すみません。。)
そして、その雑誌「エココロ」の企画・編集をやっているのも学生時代の友です。
今回は彼女が主担当だったそうで、やっぱりセンスが光ってました。
友人だから紹介するわけではありませんが、
一生懸命やっている人の仕事は、分野が違っても感じるものがあります。
遠く離れても頑張っている友に励まされ、
今日も頑張るぞ!と一日のスタートです。
お酒の特集でした。
題して「しあわせを運ぶお酒」。
私はお酒も好きです。
夏はやっぱりビールですが、
この時期は焼酎が多いです。
先日、久しぶりに発芽玄米酒「むすひ」を飲みました。
やっぱりおいしくて、最近はもっぱらこの「むすひ」です(笑)。
雑誌の「エココロ」の中にも「むすひ」は載ってました。
ほかにも飲んだことがないお酒がいろいろ載っていて、
あれこれ面白かったです。
特集記事の中に、奈良県の「くるみの木」が取り上げてありました。
「くるみの木」は、石村さんという女性が、
電力会社の跡地を25年前に改造して、
雑貨とカフェをつくったところから始まったお店です。
とてもやさしくて、センスがあって、素敵なところです。
今は、ホテルとレストランもやっています。
いわゆる、「大きく広げて失敗しちゃった」感はなく、
空気を保ったまま、窓口を広げている感じです。
「くるみの木」と「とちの木」、別に親戚ではありませんが(笑)、
その石村さんの右腕として、学生時代の友人が働いています。
なので、奈良県まで、愛車の軽自動車ではるばる行ったことがある思い出のお店です。
もうだいぶ有名になっているので、検索すればすぐでてくると思います。
(リンクの張り方とかよくわからなくて、すみません。。)
そして、その雑誌「エココロ」の企画・編集をやっているのも学生時代の友です。
今回は彼女が主担当だったそうで、やっぱりセンスが光ってました。
友人だから紹介するわけではありませんが、
一生懸命やっている人の仕事は、分野が違っても感じるものがあります。
遠く離れても頑張っている友に励まされ、
今日も頑張るぞ!と一日のスタートです。