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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2010年08月11日

口ずさむ歌

「生きている~不思議、死んでいく不思議♪」

最近、『千と千尋の神隠し』の主題歌だったこの歌を、
なぜか口ずさんでしまいます。

この歌詞の作詞は、詩人の覚和歌子さんです。

『ゼロになるからだ』という本を出版されていて、
その中の一遍の詩を読んだら、
不覚にも、なぜか、涙が出てきてしまいました。。

「からだ」

うたを歌うための声だろう
演説するための声でなく
歌にすませるための耳だろう
何もかもと聞き逃さないための耳ではなく
いとしい耳たぶをなぞるための指だろう
おいつめるためにさす指ではなく

ただダンスのための手足だろう
何かにしがみつくための
ナイフを握るための手ではなく
かかえこむための膝ではなく
踏みつけるためのかかとでなく

空に立てた指に 風を感じるための皮膚だろう
花びらをうけとめるための両肩だろう
キスするためのくちびるだろう
キスされるための頬だろう

ひとつひとつが
まちがいなく役割どおりに使われて
はじめて 生かされるからだだろう

朝焼けを見るための あなたの瞳だろう
たとえどんなに この夜が長く続くとしても


読んだあと、
なんだか、
カラダと詩が一体になる感じがして、
感動というのはこういうことかもしれないと、
思ったんでした。。(照)

”生きている不思議、死んでいく不思議”。
本当に不思議だなと思います。

生きている意味も、死んでいく意味も、
本当はなくて、
ただ、このカラダを生き、死んでいく。
それだけなのかな。
野に咲く花や、
畑に植わっている野菜と、
結局のところ一緒なのかな。

このカラダを与えられたのは偶然にしても、
いつか死んでいくのは、必然。

つまり、

自然。

私はついつい、
「人はなぜ生きるのだ」
なんてことを考えてしまうけれど、
自然に、自然と、
生きていけばいいのだと思いました。

”自然の分身”である”自分”を。
自然に、自然と。

そうやって生きるのは、難しいことなのでしょうか。。

でも、
それは、
頭で考えることではないのかもしれません。。

人間は、いろいろ理由付けしようとするけれど、
明解な決まった答えがないから、
”不思議”なのですね。  


Posted by とちの実 at 08:33Comments(2)徒然なもの