2010年06月21日

昨日は父の日。

昨日は、父の日でした。
そのせいか、とちの木には、ご家族連れのお客様が多くみえ、
お店はにぎやかで、忙しい一日でした。

「お父さんありがとう!」
という会話は聞こえてきませんでしたが(笑)、
お客様の顔にそう書いてある、
温かい家族の食卓風景でした。

その日の新聞の投書欄に、
「自分は父を早くに亡くし、父の日は大嫌いでした。」
というような声が載っていました。

その方は、毎日、お父様の写真に向かってその日の無事を祈るそうです。
きっと、昨日の父の日も、いつもと同じように、
お父様に向かって話しかけたのだろうと思います。

それぞれ、いろんな”父の日”があるんだと思いました。

昨日は父の日。そして、私はというと、例年通り、
父にメッセージを書いたカードを渡しました。

昔はよく、
”肩たたき券”とか、
”足裏マッサージ券”とか、
”お手伝い券”とか書いたものを、
ホッチキスでとめて、「1ヶ月間限り有効」とか書いて、
手紙と一緒に渡していました(笑)。

「モノはいらないから、手紙をちょうだい」と
いつも両親に言われていたので、
子どもなりに親を喜ばすのに何かないかと
考えて作っていたんだと思います。



昨日も、遠くにいる姉からの電話の中で、
そんな懐かしい話をしました。
父はとても嬉しそうでした。

父の日に限らず、
我が家では、誕生日や記念日というと、
相手に手紙を送ります。
時には色紙にみんなで寄せ書きをして渡したりします。

両親は、その色紙を枕元に飾り、
手紙は大事にしまってあるのを私たち子どもは知っています。

小さいころは、
「手紙よりモノが欲しいよ」とゲンキンな私でしたが(苦笑)、
今では、手紙をもらってきたことにとても感謝しています。
なぜなら、それらの言葉の数々に支えられて、
今の私があるとわかるからです。

私の手帳やお財布には、
父や母、姉からもらった手紙がこそこそと入っています。

今でこそ群馬に同居しているので、寂しくなったりというのはありませんが、
しんどい時や、自分がわからなくなった時など、
折に触れてその手紙を開いては、泣いたり、笑ったりしています。

モノより、ずっと残るのです。

私が”書く”という行為に執着し、
”想いを届ける”ということを大切にするのは、
手紙を送り合うという我が家の習慣に由来しているのかもしれません。


”お父さん、いつもありがとう。
たくさんの、本当にたくさんのたくさんの愛をありがとう。
何はなくとも(笑)、たくさんの愛を注ぎ続けてくれていることに感謝します。
おかげで、すくすく、のびのび、わがままに、素直に、笑顔で、これました。”

2010年6月20日 父の日カードより抜粋。


同じカテゴリー(徒然なもの)の記事画像
とちの木の下で。。
ドレッシング
座敷犬
カブれてます。。
ふれあい朝市(12月)②
干し柿
同じカテゴリー(徒然なもの)の記事
 とちの木の下で。。 (2010-12-31 23:51)
 年内最終営業日。 (2010-12-29 08:24)
 年賀状 (2010-12-27 00:31)
 クリスマス。 (2010-12-25 10:27)
 ゆず (2010-12-23 00:28)
 ドレッシング (2010-12-22 17:00)

Posted by とちの実 at 08:09│Comments(0)徒然なもの
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
昨日は父の日。
    コメント(0)