2010年05月11日

ある日の会話

今日は、雨です。

しとしとと降る雨を見ていると、
なんとなく過去のことを思い出したり、
つい考え事をしてしまいます。

そして、ある日の会話を思い出しました。
最近、よく登場している”島崎さん”とのある日の会話です(笑)。

初めて、群馬出張所で髪を切ってもらったときのことです。

いつもの益子の美容室とは全然違う雰囲気のお店だし、
なんだかそわそわするかなぁと思っていたのですが、
その逆で、なんだか落ち着いて切ってもらうことができました。

多分、島崎さんはもともと群馬の人なので、
島崎さん自身が、肩のチカラを抜いている感じが
伝わってきたからだと思います。

そんな話をしていたら、

「やっぱり、異端児だな」
といわれました。

「へっ?それってどういう意味ですか?
喜んでいいんでしょうか。。。」

「さぁ。それは本人しだいでしょ。
俺は感じたことをありのまま言っただけだから」

「。。。」

喜ぶとか喜ばないとかじゃなく、
自分が異端児だということを受け入れるということでしょうか。。

島崎さんは、東京でたくさんの人を切ってきた経験から、
やっぱり、環境、土地柄というのはその人となりに影響すると
思っているそうです。

島崎さんいわく、
栃木で私を切っているとき、
「やっぱり栃木人じゃないな」
と他の栃木のお客さんと比べて感じたそうです。
なんとなく”栃木っぽくない”と。

それを島崎さんの中で、
私が群馬人だからかなと思っていたそうなのですが、
いざ群馬で私を切ってみると、
他の群馬人と私はなんか違うらしく、
”群馬人っぽくない”と。

そんなことも含めて、
「やっぱり、異端児だな」
という表現になったそうなのです。


私は、群馬で生まれ、群馬で育ったけれど、
群馬人ぽくないらしい。。。
それから、ずっと、この”異端児”という言葉が
なんとなく、自分の中に残っていました。

そして、思いました。
この”異端児”という称号(?)をありがたくいただこうと(苦笑)。

違うことは、悪いことじゃない。
大事なのは、違うということを受け入れて認めることじゃないかな。
違うからこそできることがあるんじゃないかな。
そんなことを思いました。

みんなそれぞれ違う人が集まって、
”社会”は、”世界”は、構成されています。
そして、それぞれがそれぞれの役割というか、
生きている意味があると思います。

じゃあ私は。。。

”異端児”である自分を受け入れて、
自分が進みたい方向へ向かって、
一歩一歩歩くしかないと、
妙に決意が固められた、ある日の会話なのでした。。


”雨降って、地固まる”


雨降りの日は、
自分の考えを固めるのにいい日だなと、
窓の外の雨を見ながら、ふと思うのでした。


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Posted by とちの実 at 11:03│Comments(0)徒然なもの
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