2010年04月07日

本を読むこと

ブログをご覧になっている方から、
私がブログの中で、本からの引用していることがよくあるので、
「いろんな本を読んでいるんだね」
といわれました。

私は、本を読むことも好きです。

「本」という字は、「木」という字に、支えを一本入れた字です。

「本」は、自分という「木」を支えるために
必要なものではないかと思っています。


私は、群馬を出て、大学に行かせてもらいました。
やってみたいこと、見てみたいこと、いろいろあったけれど、
家を出て、一人暮らしをして、
お金がないと何もできないということを知りました。
移動するにも、勉強するにもお金がかかるのです。

そして、私が手に取ったのは、「本」でした。
本を読むことで、いろんなことを知り、出会い、感じることができる、
つまり、ココロの旅をたくさんできることを知りました。
たくさんの言葉が、私を育み、支えてくれ、考えることを学びました。

今振り返ると、
「本当に大切なもの」を追い求める私の旅は、
この頃から始まったように思います。

いつかのブログでも書きましたが、
「言葉」とは、人間だけが持っている素晴らしい道具です。
時を超え、場所を選ばず、想いを伝達できる、
とても素晴らしい道具です。

「ことば」とは、「言葉」と書きます。
言の「葉」、ですね。
私が人間と木を近い存在に感じる理由もここにあります。
「言葉」とは、人間という「木」がつける「葉」ではないかと思うのです。

本を読むことは、自分に「言葉」を生やすことです。
もちろん、本を読むことがすべてではないけれど、
本を読むことで多くの「言葉」を得ることができます。

じゃあ、何のために「言葉」を生やすのか。

きっと、誰かに木陰を作ってあげるためではないかと思います。

武者小路実篤が著書の中で書いていました。
『言葉に羽が生えると「詩」になる』と。

言葉が羽をつけて飛び立ち、
誰かのココロに届いた瞬間、
それは「詩」になるのかもしれません。

暑い日差しから、
激しい雨から、
誰かを、何かを、守ってあげるために、
言葉はあるのではないかと思っています。

たくさんの「葉」をつける、大きな「木」になりたいものです。。



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Posted by とちの実 at 00:31│Comments(4)徒然なもの
この記事へのコメント
詩人だなぁ。

甲田は全くといっていい程本を読まないので、
言葉が出てこないのですね。
Posted by aglee at 2010年04月09日 00:22
agleeさん、コメントどうもです。

agleeさんを見ていると、
本からでは得ることのできない素晴らしい体験を
日々の活動によって得られている感じがします。
言葉じゃない表現方法もたくさんありますので、
そう、落ち込まずに。。。

って、落ち込んでなんかないでしょうけど。。(笑)

りんごの木村さん(鈴木さんではない)の本、
近いうちにお返ししますね。
Posted by とちの実とちの実 at 2010年04月09日 15:15
とちの実さん はじめまして。
ジョー母と申します。
私も本が好きで 読み始めてから 自分の中が少しづつ変化してきたのを感じました。
今日の記事の表現は 私にとって新しいものです。
とっても素敵でした。
Posted by ジョー母ジョー母 at 2010年04月14日 18:57
ジョー母さん、はじめまして。
嬉しいコメント、どうもありがとうございます。

言葉って、不思議ですね。
お会いしたことがないのに、
なんとなく通じ合えたような感覚があります。
”気持ちが届いた”、そんな感じがします。

読んでくださってありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by とちの実とちの実 at 2010年04月14日 23:36
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    コメント(4)